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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年05月20日

映画うどんの評判

UDON スタンダード・エディション

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全米でコメディアンになる夢に挫折し、故郷の香川県に戻ってきた香助。うどん職人である彼の父親はそんな香助に冷たい。だがその父が急死。故郷の味・さぬきうどんに魅入られてきていた香助は、父が残した製麺所でうどんを打とうと決意をするのだが…。
こういった主軸となる父と息子、その家族の物語に、うどんブームに踊らされる人々やそれをあおるマスコミへの皮肉な視点が入るなど、さまざまなドラマが盛りだくさんに織り込まれたのがおもしろい。しかもほとんどが実話。ドキュメントとフィクションの中間を行く感じも斬新で、あまり見たことのないタイプの映画だ。そのせいか映画の方程式にあてはめて見たがるガチガチ頭の評論家には評判がよろしくないようだが、素直に映画を見れる人には好評なのもうなずける。見れば見るほど味わいあるぞ。(横森 文)

本広監督らしい「七味」が効いた作品
それにしてもユースケ・サンタマリアはタイムズスクエアに似合わないなあ(笑)。ラストカットの小西真由美はしっくりきていたのに。NYCロケはともかく、本作は基本的に讃岐うどんPR映画である。ただし、本広監督はそこにブームの到来と混乱、その抜けがらを巧みに挿入し、七味の効いた佳作としている。素人さん(うどん店主とか)が大挙出演されているため、うどんほどののど越しがない。場面場面でのどに引っかかる感じ(苦笑)。でもそれもこの作品の味になっている。フジテレビ製作の作品なのに、東京から中野アナが現地まで追いかけ、ブームに加担しているシーンがあるのは凄い。だって観客から観ると、あそこは迷惑感がいっぱいのシーンだから。最後、松井うどんめがけて、大行列ができる絵は、まさに「フィールド・オブ・ドリームス」。ハリウッド基準の亀山プロデューサーらしい絵作りだった。本作が描いているのは「奇跡」なのだが、その感動感にいまひとつの感があり、星3つ。


  


Posted by vyuyucuihcgf at 19:50Comments(0)